11年前の3月11日に日本を襲った未曽有の大災害
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の時私はまだ若かった。
私は当時学校で理科の授業を受けていたがあの時間が来てあの揺れが来た瞬間
(あ…これはまずいやつだ)と直感し机の下に隠れ揺れが収まるのを待った。
その時はまさかこのような大災害が起こっているとは夢にも思っていなかった。
その後状況確認のためある部屋に生徒皆で集まったのだが
地震直後は「3か所で地震が起こった」という情報しかなかった。
そして当時家に帰れなかった子も多く結果として私たちは学校で夕食を取ることになったのだが
その時出てきたのがアルファ化米を使った五目混ぜご飯とオニオンスープだったのである。(当然防災用の食事だった)
どちらも濃い味で私好みだったが
人生でまともに食べた防災食はこれが最初で最後だったため強烈に印象に残っている。
今でもオニオンスープを飲むとあの時の事を思い出すのだ。
その後は紆余曲折あって家に帰りつけたのだ
その直後に食べた丸いチョコレートの味と、ニュースを見るためにつけっぱなしになっていたテレビの様子は今でも思い出せる。
恐らく私自身家に帰りついたときに安堵していたのだろう。
もう二度とあのような災害が起こらない事を祈るばかりである。